ここのことろ、日本の回転ずしチェーンで、回っているすしに唾をつけたりお客さんがひどいいたずらをしていることが話題になっています。何十億という損害賠償が請求される模様ですが、この出来事以来、模倣犯も出てきています。その写真を撮っていたのが父親だという報道もあり、日本のモラルが、かなり腐ってきていることを明らかにしています。
この事件は、回転ずしのようなお客さんを信頼するシステムがこのままでは機能しないということを示していますが、これはモラルの崩壊による単なる事件ではないかもしれません。くらずしは、AIの監視カメラを中国から購入することを決めたそうです。マイナンバーをはじめデジタル通貨などの話が巷間にささやかれています。そのようなことを考え合わせると、これは、ますます監視管理社会を加速してかなければいけないんだという地上の支配者たちが、大衆へ説得しているメッセージなのかもしれません。
コロナ騒ぎの恐怖の中で、多くの人たちは早急な決断をしてしまったのではないかと思われますが、私たちは、自分の子供たちが直面する社会をどうしていきたいのか、個人の権利、自由が守られる社会を保っていけるのか、手遅れになる前に、落ち着いて判断していく必要があります。
日本社会に存在していた家族、村単位のモラル矯正機能が働かなくなっているのです。そしてその代わりに、人を人とも思わない利己的な、利潤のみ、快楽の実を追求するモラルの基準を人間に求めることはやはり無理なのです。どこに求めればよいのか。人間を創造された存在に帰る時なのではないでしょうか。